沖縄での生活

【沖縄移住の体験談】20代移住者が感じたギャップと失敗談①過ごしやすさと天敵=カビ編

けいたろう

「沖縄に移住したら、毎日が南国気分でゆったり暮らせる」
そんなイメージを持っている人、多いんじゃないでしょうか。

私もそう思っていました。
しかし、実際に移住してみると「こんなはずじゃなかった…!」というギャップや小さな失敗がたくさんありました。

この記事では、20代で沖縄移住を経験した筆者が、実際の生活の中で感じたリアルなギャップと失敗談を3つ紹介します(パート②以降もあります)!
これから沖縄移住を検討している方の参考になれば幸いです。

夏は「避暑地」?沖縄移住で感じた暑さと紫外線

「沖縄の夏は東京の夏より涼しい」なんてニュースを見たことがある人も多いはず。
たしかに数字上はそうで、東京の真夏は35℃超の日が続きますが、沖縄は32〜33℃くらい。数字だけ見ると“避暑地”にも思えます。

でも、実際に暮らしてみると体感は全然違います。
沖縄の夏はとにかく紫外線が強烈で、湿気もすごい。日差しが痛いレベルで、外に数分いるだけで体力を奪われます。日陰に入れば涼しいですが、直射日光の下は東京以上にキツいと感じました。

ただし、沖縄は車社会なので炎天下を長時間歩くことは少なく、これは東京との大きな違い。駅まで徒歩+電車移動という負担がない分、「車に乗るまでが勝負」という感じです。

なぜ沖縄は気温が低いのに暑く感じるのか

日差しの体感を左右する2つの要素

日差しの強さを「ジリジリ」「まぶしい」「暑い」と感じるのは、主に次の2つが関係しているようです。

  • ① 紫外線量(UVインデックス):肌や目への刺激感・日焼けリスクに直結。数値が高いほど、同じ気温でも「チリチリ」と感じやすくなります。
  • ② 全天日射量:地表に届く太陽エネルギーの総量で、まぶしさや照りつけ感に影響します。

東京と沖縄がどちらも30℃でも、沖縄は紫外線・日射量が高く太陽の角度も高いため、肌への刺激や照りつけ感が強く、体感的に「日差しが痛い」「暑い」と感じやすい傾向があるようです。

【参考データ】
環境省 紫外線環境保健マニュアル
Shimareal 紫外線インデックス月別推移
東京都環境局 UV-B日積算量
気象庁 日射量統計(東京)

冬は意外と寒い!沖縄移住の南国イメージが崩壊

沖縄といえば「冬も暖かい」というイメージがありますよね。私もそのようにイメージしていましたが実際に住んでみると全くそんなことない!想像以上に寒く感じるんです。なぜなのか…
自分なりに振り返り&考えてみました。

①風が強く体感温度が下がる
沖縄は冬場、北風(季節風)がよく吹きます。海に囲まれているから風の通りがよく、気温15〜18℃でも風で体感が一気に下がります。また、冬の沖縄は曇りや雨が多く、日射量が減ります。日差しがない+風があるのダブルパンチで気温よりも寒く感じます

②建物の断熱・暖房が弱い
沖縄の住宅や店舗は、高温多湿の夏を前提に設計されていて、断熱材が薄い or ほぼ無いことが多いです。さらに暖房設備が無かったり弱い建物が多く、屋内のほうが寒いという逆転現象もよくあります。私はいろいろなオフィスで働いていましたが、本当に暖房がないオフィスが一部あり、手がかじかんだ状態で仕事をすることもありました。

③夏とのギャップが大きい
一年の大半が暑いので、体が暖かい気候に慣れている。だから15℃でも「急に寒くなった」と強く感じやすい。特に移住初年度はこのギャップが効いてくると思います。私も最初の冬に「沖縄の冬は暖かくて最高!」と思っていましたが、慣れとは恐いもので…
慣れてしまえば感じ方は東京の冬と同じでした。

湿気とカビ。沖縄移住の天敵との攻防

移住前から「沖縄は湿気がすごい」と聞いていましたが、正直「ちょっと大袈裟じゃない?」と思っていました。でも実際に住んでみると、湿気とカビの破壊力は想像以上です。あいつらは最強です。

スーツはいくつもダメにしましたし、東京から持ってきたIKEAのソファーや棚の裏もすぐにカビだらけ。ひどい日は床がうっすら濡れていることもあります。

カビが生えてからでは遅いので、移住するなら除湿器は必須アイテム。特にクローゼットや押し入れなど、通気性が悪い場所は要注意です。服やバッグの保管には徹底した湿気対策が必要になります。

私は移住後にスーツを3着ダメにしてしまい、「高性能な除湿器を買ってでも防ぎたい損失だった…」と心底後悔しました。エアコン24時間稼働させるのも一手ですが電気代が大変になるので移住される際は「除湿器」大必須です。マジです。旅行や帰省で着ることを見越して持ってきた高級ダウンなんかは一番危ない。持っていかないほうが良いと思います。

まとめ|沖縄移住で失敗しないために知っておきたいこと

沖縄移住は、実際に生活してみると「理想と現実のギャップ」がたくさんあります。

  • 夏は紫外線と湿気が想像以上にキツい
  • 冬は意外と寒く、建物の造りにも注意
  • 湿気とカビ対策は大必須

こうしたギャップや失敗も、事前に知っていれば対策できます。
沖縄移住を考えている人は、ぜひ“生活のリアル”も踏まえて準備を進めてみてください。

次の記事では【沖縄移住で感じた渋滞のリアルと人間関係のギャップ】なども紹介予定です。生活面とあわせて、沖縄での暮らしを具体的にイメージしてもらえたらうれしいです!【パート②:「渋滞」と「言葉の壁」編

ABOUT ME
けいたろう
けいたろう
駆け出しブロガー×下っ端サラリーマン
28歳のネコ好き。大学進学のタイミングで東京に上京。新卒で大手不動産会社に入社するも、1年ちょっとで退職。24歳で沖縄に移住し、現地の不動産会社に転職。2年弱で再度の転職を決意し、東京に戻ってきました。再度の移住を夢見て頑張っています!
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