2025.10.30 2025.11.02

20代で沖縄移住して後悔しない仕事選び│ WEB系・エンジニア職編

けいたろう

前回の記事【20代で沖縄移住して後悔しないために│ 沖縄転職を成功させるリアル戦略】では、『大事なのは、「沖縄にいても、沖縄でなくても求められる自分になること」。移住に失敗しても、転職先でパワハラにあったとしても、「別にこの会社じゃなくても、いくらでも働き口はある」状態』が重要ですよというお話をしました。先にこちらを読んでもらえると理解が深まると思います！

今回の記事では前述の記事でお伝えしたおすすめの職種＝営業系・エンジニア系・WEB関係の中からエンジニア・WEB系にフォーカスを当てて求人の見方や注意点を解説していきたいと思います。

Contents

沖縄移住で後悔しないために│未経験でもリスクを抑えられる職種とは？
未経験でも転職しやすいエンジニア・WEB系職種
未経験での転職+沖縄移住で後悔しないための観点
- WEB系・エンジニア職の求人を見る際のポイント
沖縄移住に向けた求人閲覧の実演
- 応募時の注意
まとめ｜WEB系・エンジニア職は「どこでも通用するスキル」を磨ける職種

沖縄移住で後悔しないために│未経験でもリスクを抑えられる職種とは？

前提

このブログでは、こんな人を読者としてイメージしています。

年齢は20代
特別なスキルや資格がない
大学や専門学校でしか取れない資格を持っていない（例：建築・医療・土木など）
今すぐやりたい仕事や明確な目標があるわけではない
「自分が何にやりがいを感じるのか」まだよくわかっていない

まずは「自分を知ること」から

どんな仕事にも向き・不向きがあります。
まずは自分の価値観や性格を整理しておくことが何より大事です。

たとえば、

将来どんな生活を送りたいか
逆に、絶対にやりたくないことは何か
自分の得意なこと・苦手なことは何か

こうした「自己分析」をしておくと、移住後・転職後のミスマッチを減らせます。

自分に合わない仕事を無理に選んでしまうと、沖縄移住そのものがつらくなってしまいます。

未経験でも転職しやすいエンジニア・WEB系職種

はじめに

営業職が「どこでも通用する対人スキル」を磨ける職種だとすれば、
エンジニア職・WEB職「どこでも働ける技術スキル」を磨ける職種です。
※もちろんこの職種も対人スキル・コミュニケーション能力は重要です。

近年はリモートワークや副業・フリーランスの需要が高まっており、地方（沖縄など）に住みながら都市部の仕事を請け負う人も増えています。
その意味で、この職種は「移住後も柔軟に働ける」代表的な選択肢になると思います。

メリット

どの業界でもニーズが高く、汎用性がありキャリア展開が幅広い
マーケティング・広告・デザイン・SNS運用など分野が多岐にわたり、1つのスキルを磨けば、他分野にも横展開しやすいことが特徴です。
例：広告運用の知識 → ECサイト運営／SNS分析への応用など
リモート・副業・フリーランスに展開しやすい
業務の多くがPC上で完結するため、リモートワークとの相性が非常に高く、広告運用・LP制作・SNS運用など、案件単位での副業・独立も現実的です。
市場が伸び続けている
EC・SNSの普及により、中小企業でも自社マーケ担当者の需要が増加しており、特に沖縄では観光・飲食・宿泊業などでWEB集客の重要性が高まっています。

デメリット

スキルを身につけるまで時間がかかる
WEB業界は専門性が高く、最初は覚えることが多いです。
デザインならツール操作（Adobe系アプリなど）、広告運用なら設定・分析の知識など、幅広い分野を学ぶ必要があります。焦らず、基礎を固めながらスキルを積み上げる姿勢が大切です！
トレンドの変化が早い
デザインの流行、SNSアルゴリズム、広告の仕様変更など、WEBの世界は変化スピードが非常に速いです。他の業界でも重要なことですが、特に「一度覚えたら終わり」ではなく、常に新しい知識をアップデートし続ける必要がある仕事が多いです。変化を楽しめるタイプにとっては刺激的で飽きにくい仕事ですね。
求人内容の幅が広く、実態が分かりづらい
WEB系職種といっても、企業によって仕事内容は大きく異なります。
たとえば──
「WEBマーケティング」と書いてあってもSNS投稿代行が中心だったり、「広告運用」と言いつつ顧客対応や資料作成がメインだったり、「デザイン職」と書いていてもバナー修正のみだったり…
求人票の言葉だけで判断せず、会社の事業内容や実績も確認しましょう。「どんな経験を積めるのか」「どんなスキルが身につくのか」を見極めることが重要です。

未経験での転職+沖縄移住で後悔しないための観点

WEB系・エンジニア職の求人を見る際のポイント

①「未経験歓迎」の言葉の中身を確認する

「未経験歓迎」と書かれていても、実態はまちまちです。
・本当に充実した研修制度が整っているのか
・OJTのみで体系的な教育はないのではないか
・実際はテスト業務やデータ入力中心でスキルアップに繋がらないのではないか
しっかりと疑いながら求人を見ましょう。

「未経験歓迎」の理由を読み取ることが大切です。
「若手を育てたい」のか「離職率が高いから常に採用している」のかで環境が全く違いますので、求人を見る際も面接を受ける際も確認するようにしましょう。

②研修・教育体制の有無や内容

求人票で以下のような文言をチェックしてください。
・「自社スクール完備」「研修期間◯ヶ月」→◎
・「OJT中心」「現場で学べる」→△（体系立てた学びは少ない）
未経験者の場合は特に体系立てた学びの機会があるかどうか確認するようにしてください。

「研修の具体的内容」や「期間」が明記されているかも確認しましょう。
面接で「研修後はどんな案件を担当しますか？」と聞くのもおすすめです。

③担当業務の範囲が明確か

WEB職・エンジニア職の求人では、実務範囲があいまいなケースが多いことに注意です。
特に「サポート業務」や「アシスタント」のような文言には注意しましょう。
・デザイン業務と思っていたら事務作業中心
・エンジニア志望なのにテスター・入力作業ばかり
こんなことにならないように 「実際にどのツールを使うのか」「どんな仕事が中心なのか」「具体的な職務内容は何か」を求人段階、面接段階で見極めることが重要です。

④会社の口コミも必ずチェック！

求人票に書いてある情報だけでは、その会社の「リアルな働き方」までは分かりません。
口コミサイトを見て、次のような点を確認してみましょう。私はオープンワークをヘビーユーズしており、おすすめです。

ワークライフバランス

「残業時間」や「休日の取りやすさ」などの実態をチェック。固定残業代が込みのケースが多いので給与と含めて確認が必要です。
特に「自分の時間を大切にしたい」「副業・資格勉強などに時間を使いたい」タイプの人は、長時間労働や休日出勤の頻度をよく見ておきましょう。
一方で「今はスキルを磨きたい」「営業力を上げたい」という人は、忙しい環境が悪いとは限らないです。大事なのは「自分の目的と環境が合っているか」です。

組織風土・文化

「体育会系な人が多い」「数字第一で結果重視」「チームワーク重視で仲が良い」など、会社ごとにカラーが違います。
自分が「どんな雰囲気で働くのが合っているか」を考えてみてください。ドライに淡々と働きたい人には、成果主義・個人主義の会社が合うと思いますし、人とのつながりを重視したい人には、協調的・チーム型の会社が合うと思います。
沖縄の企業は比較的“ウェット（人情型・関係重視）”な文化が多い傾向もあるので、そこも自分に合うかどうかを考えてみてください。

退職理由と転職先

「退職理由」は本音が出やすい部分です。たとえば「上司のパワハラ」「ノルマがきつい」「キャリアアップができない」などが多ければ要注意です。
「辞めた人がどんな会社に転職しているか」もヒントになります。より大手に行っている人が多いなら、“成長の踏み台”になっている可能性もあります。逆に、同業他社や別業界に転職が多いなら、“定着しにくい環境”かもしれません。

若手の成長機会

「20代がどんな仕事を任されているか」「上司がどれくらい教育してくれるか」を要確認です。
特に「未経験からスタートする」人にとって、OJTや教育制度、キャリアパスがあるかどうかは超重要です。
「若手が意見を言える」「上司が面倒を見てくれる」といった口コミが多ければ安心感があります。

沖縄移住に向けた求人閲覧の実演

私が沖縄転職を検討する際に実際に使っていたジョブアンテナ沖縄で下記の条件指定で検索したところ2025年10月29日時点では86件の求人が見つかりました。

職種＝マーケティング関連、IT・通信エンジニア関連、クリエイティブ関連、WEB関連
求める人材＝第二新卒歓迎、未経験可
雇用形態＝正社員

気になった求人を紹介します。諸事情で具体的な企業名や求人名は伏せますが、見方の参考として見て頂ければと思います。

職種：WEBマーケター、企画・リサーチ
具体的な業務：クライアントへのマーケティング施策の提案・実行支援。
具体的にはクライアントとの方向性打ち合わせ／施策の提案／施策の実行、運営／成果報告と見直しを行う。WEBサイト制作やSNS広告、動画制作、SEO施策、DMでのアプローチなど、顧客の課題に合わせて施策の提案を行う。
応募要件：未経験OK／WEB広告やマーケティングに興味のある方／35歳以下の方
勤務地：那覇市天久
給与：230,000円～／固定残業代:60,000円～月45時間分を含む

ざっとこのような内容でした。オープンワークで会社について調べてみましたが口コミ評価もかなり高かったです。気になった点としてワークライフバランスが取りづらいことくらいでした。

対象求人先のワークライフバランスの取りづらさについて
ワークライフバランスが取りづらい環境というのは、一概に悪いとは言えません。
ただし、「自分の時間を大切にしたい」「仕事とプライベートをしっかり分けたい」という人にとっては注意が必要だと感じました。
口コミでは、残業して多くの仕事を処理する若手には多くの機会が与えられ、「若手でも多くの仕事を任される」「成長実感を得やすい」といった声が多く、早くスキルを磨きたい人にとっては良い環境だと思います。何を大切にするかで評価が変わるタイプの会社です。「早くマーケターとして成果を出したい」「将来的に転職も見据えて実績や年収を上げていきたい」という方には向いています。逆に、「オンとオフをしっかり切り替えて、自分の時間も確保したい」タイプの方には合わないかもしれません。

以上を踏まえてこの求人に応募するのであれば（私であれば）WEBマーケター未経験として3年程度でWEBマーケ関連の知見・実績を作れるように頑張り、その後より良い条件での転職を模索します。WEBマーケティング関連の幅広い知見と実績があれば、転職先探しには困らないはずです。こちらの求人は営業職的な要素も強いので、営業的な働き方が向いていない方はデザインなど、クリエイティブ寄りの求人を見ていくと良いと思います。

応募時の注意

求人は一社だけに絞らず、複数の求人に応募することをおすすめします。
複数の会社を受けることで、

面接で受ける印象の違い
仕事内容や給与、成長環境の差
社風や人との距離感

などを比較できるようになるからです。

また、口コミサイト（OpenWorkなど）を活用して、事前に気になる点をリスト化しておきましょう。その上で、面接の場では遠慮せずに
「若手でもどんな業務を任されますか？」
「残業や休日の取り方はどんな感じでしょうか？」
など、実際の働き方や文化を確認することが大切です。求人票や口コミだけでは分からない“リアルな空気感”を掴むためにも、応募→面接→比較のサイクルを意識して動かすことが重要です。

まとめ｜WEB系・エンジニア職は「どこでも通用するスキル」を磨ける職種

WEB・エンジニア系の仕事は、沖縄に限らず全国どこでも需要があり、
「仕組みをつくる力」「情報を整理して伝える力」「課題をデジタルで解決する力」など、
業界を問わず活かせるスキルが身につきます。

一方で、スキル習得には時間がかかり、トレンドの変化も早いため、
“学び続ける姿勢”が求められる職種でもあります。
ですがその分、経験を積めば積むほど自由度と選択肢が広がるのが大きな魅力です。

特に沖縄移住を考える人にとっては、

リモートワークなど、場所に縛られない働き方がしやすい
沖縄県でも未経験採用や研修付き求人が多い

といった点から、キャリアを積みながら移住生活を実現できる現実的な選択肢だと思います。

#キャリア #仕事

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