東京からの沖縄移住で生活費は安くなる？家賃と車のコストを東京都心と比較！

東京など都会からの沖縄移住といえば「家賃が安いから節約できる」とよく言われます。
結論、私はそこまでの差はないと思います（もちろんケースバイケースですが…）。
沖縄では車が必須な場合が多く、車の購入費、車検、任意保険、駐車場代まで含めると、結局どのくらいの差があるのか？
この記事では、東京都心で車なし生活と那覇で軽自動車を持つ生活を、20年間のトータルコストで比較してみました。一つのケースとして参考にしていただければ幸いです！
毎月の生活費などの収支については、こちら『【24歳の沖縄移住】月20万円で暮らしてみた｜リアルな生活費(お金事情)と注意点』でまとめておりますので、こちらも参考にしてください！

東京都心・車なし vs 那覇・軽自動車あり

今回の比較では、東京都心で車を持たない一人暮らしと、那覇市で軽自動車を所有して暮らす一人暮らしを想定しました。

比較条件

• 家賃は東京都心で1K・家賃10万円、那覇では1K・家賃5万円と仮定
• 沖縄では車が必須になるエリアが多いため、80万円の中古軽自動車を7年ごとに買い替える前提（20年で3回購入＝240万円）
• 駐車場代は那覇市の平均相場（約10,900円／月）を使用
• 車にかかる費用として、軽自動車税・重量税・自賠責保険・任意保険・車検整備費を平均化して計算（2年に1回かかかる費用などは1年単位にして計算）
• 燃料費は、東京都心の電車・バスの交通費と比較するため今回の試算から除外

20年間のトータルコストは？

20年間のトータルコストを比べると、東京都心では約2,400万円、那覇では約1,941万円となり、差は約459万円。
10年時点では約240万円の差がありますが、20年でようやく約460万円の差に。
「家賃が安い＝劇的に生活費が減る」というよりは、長期的に見れば少しだけお得になる感覚だと思います。

結果：沖縄移住でコストは下がる？

家賃差は20年で1,200万円。
しかし車の購入・維持費で約741万円が消えるため、実際の差は約459万円。
今回の条件、前提では東京都心に比べて約20％コストが下がるという結果になりました。

考慮すべきポイント

• 普通車にすると税金・保険・車検が高くなり、負担はより大きくなります。また状態の良い車を買えば当たり前ですが80万円の予算では購入できなくなる可能性が高まります（※１）。
• 走行距離が多いと燃料費がかさみ、那覇モデルが高くなる可能性があります。
• 今回は東京23区と比較するために那覇市での生活を前提としましたが、郊外を選択すれば家賃も駐車場も安くなります。
• 今回は支出の一部についての比較であり、収入の平均に東京都と沖縄県で差があることも考慮する必要があります（※２）。

※１：今（2025年現在）の相場感だと、80万円前後で買える中古車は、軽自動車やコンパクトカー、あるいは少し古めの普通車が中心になります。年式はだいたい5〜10年落ち、走行距離は5万〜10万km程度が目安のようです。

※２：平均年収の差も生活コスト比較では無視できません。
doda の最新データによれば、東京都の平均年収は 約471万円／年、沖縄県は 約359万円／年 となっており、約112万円の差があります。この「収入の差」があると、生活費が多少抑えられても、暮らしの余裕や貯蓄などに影響するので、沖縄移住を考える際にはコストだけでなく収入面も見ておくべきです。
出典：doda「都道府県別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版）」
他にも子供がいたりすると支出面でも大きな違いがありそうです。

毎月の生活費などの収支については、こちら『【24歳の沖縄移住】月20万円で暮らしてみた｜リアルな生活費(お金事情)と注意点』でまとめておりますので、こちらも参考にしてください！

けいたろう

駆け出しブロガー×下っ端サラリーマン

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28歳のネコ好き。大学進学のタイミングで東京に上京。新卒で大手不動産会社に入社するも、1年ちょっとで退職。24歳で沖縄に移住し、現地の不動産会社に転職。2年弱で再度の転職を決意し、東京に戻ってきました。再度の移住を夢見て頑張っています！